そんな彼の役に対する真剣な向き合い方が、時に舞台裏でのバトルを招いてしまうこともあった。『西郷どん』の中で松田翔太演じる慶喜が、短刀を突きつけられ腰が抜けてしまうシーンに関して、当初、松田はその情けない行動を取る脚本に猛反発。『週刊女性』(主婦と生活社)の取材によると、最初は瑛太が諭すように松田を説得していたそうだが、次第にお互いの演技論がヒートアップし、「俺は嫌だ!」「それは違うだろ!」と、怒号が響き渡ったという。だが最終的には、瑛太のアドバイスを聞き入れ、撮影は上手くいったようだ。
瑛太が声を荒げた現場はそれだけではない。11月の『週刊新潮』(新潮社)では、『西郷どん』クランクアップ前後、瑛太が業界関係者と一触即発の事態になったと報道。記事によると、ある酒の席で、相手男性から「鈴木亮平の方が役者として格上」という言葉を聞いたことで、瑛太は「表へ出ろ!」とマジギレしたそう。他人の目もあったためか、その後、瑛太は店内でわめき散らし、1人で出て行ってしまったという。
彼は酒が入ると、感情のコントロールが効かなくなるとも噂されており、4月の『フライデー』(講談社)でも、関ジャニ∞・錦戸亮に馬乗りでボコボコにしていたと報道され、大きな話題となった。どうやら錦戸が、ふざけて中指を立てたことが瑛太の逆鱗に触れ、暴力に発展したとのこと。暴行事件といえば、2009年にも、後に妻となる木村カエラとカラオケデート中、店員を暴行し、警察に事情聴取を受けたと『週刊新潮』(新潮社)が報じたこともある。その時は、店員がテーブルにジョッキを落としてしまい、部屋を移る、移らないの話になった際、“店員の態度が気に入らない”と瑛太が激怒。相手に突っかかり、そのまま手を出してしまったようだ。
こうして振り返ると、瑛太は2018年もっとも激怒現場を報道をされた芸能人だと言える。19年以降も、彼がゴシップ界を騒がせていくこととなるかもしれない。