そんな上沼は一部で、他人の仕草や態度を敏感に受け取る人間だと言われており、過去には、明石家さんまと生放送中に口論したこともあった。
それは2016年に放送されたトーク番組『さんまのまんま』(関西テレビ)にて、さんまと上沼がガチンコトークを繰り広げた時のこと。そこで上沼は、22年前にさんまと共演した思い出を語り始めた。その日、現場で上沼が待機していると、「なんで今日、こんなに収録早いねん!」と声を荒げるさんまの声が聞こえてきたという。そして、スタッフが「今日のゲストは上沼さんなんで、大阪に帰れるよう、早く収録しなければならないんです」と説明すると、さんまは「あ〜そうかいな〜! あ〜! おかげで寝不足や〜!」と嫌味を言われたと上沼が暴露。これにさんまは「絶対に言ってない!」「謝ってください! 先輩にそんな失礼なことを言うわけがない!」と完全否定するも、上沼は「足を踏んだ人は覚えてないねんて。踏まれた人は覚えてんねん!」と返した。
その後も、ひたすら言った言わないの応酬が続き、さんまが「そのプロデューサー呼んでこい!」と吠えると、上沼も負けじと「さんまさんのイメージを下げるようなこと言いたないと思うんやけど、私はかまへんと思う。なぜなら当時38歳、明石家さんま日本一、それから30年君臨する。この方はすごいよ。そんな嫌味なところも持ってないとあかんて!」と発言。
両者は一歩も引くことなく、終盤になってもまださんまが「謝ってください!」と連呼していると、上沼はついに「なんで謝らないかんの! だから私39歳から61歳まで、どっかの片隅に嫌なもん持ってたわけや! 謝るのはそっちですアホ! そっちや! 謝んのは!」とブチギレ。さらに、「カメラ回ってたら、さんまさんはそんなことおっしゃいませんよ。誰がゲストやねん、大阪に帰さなあかん、ややこしいゲスト呼ぶな、なんて言わへん。そやけど、カメラ回ってない時やから、そんなことおっしゃったの」とまくし立てた。
これに「酷い奴ですやんか、それ!(笑)」と、さんまが笑いにすると、上沼は「いや、酷い奴よ! あなたは38の時、酷い奴やったよ! ものすごい尖ってたもん! でもいい。もういいや! あなたは尖がってたって君臨して、ここまで来たんやから! あなたは一番偉いんやから! 日本一や!」と叫び、スタジオを後にしたのだった。
共演から22年経っても、さんまとの件を腹に据えかねていた上沼。M-1芸人とのことも、この先ずっと引きずることになるのかもしれない。