昨年は、課題のスタートを決めて先団の外めを追走。直線での接戦をハナ差制して重賞初制覇を飾りました。今年は勢いという点で少し見劣る印象は受けますが、叩き2戦目でここに照準を合わせてきたあたり、勝負気配が漂っていることは確か。実際に1度叩かれて動きはグンと良くなっています。
復帰戦の前走・シルクロードSは0秒8差の10着に敗れましたが、出負けもありましたし、直線に向いたところで鞍上が立ちあがりかけるほどの不利。馬もそれでリズムを崩し、パタッと止まってしまいましたからね。度外視していいと思います。
今回は逃げ、先行馬がそろい、展開はおあつらえ向き。一瞬の決め脚が生きる中山コースは<2022>と得意にしていますし、何より今回は昨年のここを勝ったときの吉田隼騎手に手が戻るのは心強い限り。プレミアムボックスの持ち味を誰よりも知る彼なら、絶妙のタイミングで仕掛けてくれるはず。
洋芝の函館スプリントSで4着しているように、重い馬場になっても大丈夫。近走の敗戦で人気を落としているここは配当妙味も含め、絶好の狙い目です。