その松井の今季年俸がメジャーに昇格した場合でも、約90万ドル(約7200万円)であることを、地元紙のタンパベイ・タイムズ紙のWEB版が伝えた。アスレッチクスに在籍した昨季の年俸は425万ドル(約3億4000万円)で、その約5分の1。同紙は「レイズはちょっとした掘り出し物を手にした」と記した。傘下マイナーの3Aダーラムでプレーする間は、月額1万ドル(約80万円)が支払われる。
松井のメジャーでの年俸は、ヤンキース時代の03〜05年が3年契約2100万ドル(1年700万ドル)、06〜09年が4年契約5200万ドル(1年1300万ドル)。エンゼルス時代の10年は600万ドルだった。
最盛期の06〜09年の4年5200万ドル(当時のレートで約61億8800万円)と比較すると、今季の年俸はメジャーに昇格しても、約14分の1。松井にとっては、すでにシーズンが始まっており、金銭面では買い叩かれた格好だ。
松井と同じくマリナーズとマイナー契約をして、メジャーに昇格した前ソフトバンクの川崎宗則内野手の年俸は、推定で100万ドル(約8000万円)といわれているが、松井はメジャーに昇格しても、川崎以下の低年俸でプレーしなければならない。
(落合一郎)