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年俸は最盛期の14分の1! レイズに買い叩かれた松井秀喜

 4月30日(日本時間5月1日)、米メジャーリーグのレイズとマイナー契約を交わした松井秀喜外野手(37)。9日(同10日)には米フロリダ州ポートシャーロットのキャンプ施設で行われたツインズ傘下のマイナーとの練習試合に、指名打者で出場。昨年9月以来の実戦となった松井は、4打数2安打1打点1四球と、上々の成績で新たなスタート切った。

 その松井の今季年俸がメジャーに昇格した場合でも、約90万ドル(約7200万円)であることを、地元紙のタンパベイ・タイムズ紙のWEB版が伝えた。アスレッチクスに在籍した昨季の年俸は425万ドル(約3億4000万円)で、その約5分の1。同紙は「レイズはちょっとした掘り出し物を手にした」と記した。傘下マイナーの3Aダーラムでプレーする間は、月額1万ドル(約80万円)が支払われる。

 松井のメジャーでの年俸は、ヤンキース時代の03〜05年が3年契約2100万ドル(1年700万ドル)、06〜09年が4年契約5200万ドル(1年1300万ドル)。エンゼルス時代の10年は600万ドルだった。

 最盛期の06〜09年の4年5200万ドル(当時のレートで約61億8800万円)と比較すると、今季の年俸はメジャーに昇格しても、約14分の1。松井にとっては、すでにシーズンが始まっており、金銭面では買い叩かれた格好だ。

 松井と同じくマリナーズとマイナー契約をして、メジャーに昇格した前ソフトバンクの川崎宗則内野手の年俸は、推定で100万ドル(約8000万円)といわれているが、松井はメジャーに昇格しても、川崎以下の低年俸でプレーしなければならない。
(落合一郎)

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