『プリシラ』は、3人のドラァグクィーン(女装したパフォーマー)たちの珍道中を描いた1994年公開のオーストラリア映画が原作のミュージカルで、山崎、陣内、ユナク、古屋の4人はド派手な舞台衣装で登場。身動きを取るのも一苦労な様子で、山崎は「頭が重くて…」と苦笑した。
また、陣内はこの舞台のために、20キロ減量を課せられたそうで、「1か月前まで90キロあったが、一生懸命やって10キロ痩せたんです」とコメント。あと10キロ痩せなければと苦労を話しつつも、「よく、男がダイエットすると病気やトラブルだとか、薬物やっているとか書かれますが、違いますからね。役作りですから!」と報道陣に訴え笑いを誘った。
さらに、陣内は「今日は脇毛を剃ってこいと言われ、女房に剃ってもらいました」と明かし、「再来年還暦なんですけど、還暦前にやる仕事じゃないと思います。でも顔がいいというだけで売れっ子になってしまったので、この作品で一皮剥けたいと思う」と意気込みを語ったのだった。
同作は演出を宮本亜門氏が担当するが、プライベートでの交流があったが、仕事するのは初めてだという山崎は「亜門さんはエネルギッシュな方で、新しい自分に出会えるのではないかと期待しています」と抱負を語る。ドラァグクィーンという、普段の役とはまた違ったキャラを演じるということで意気込みも十分なようで「エンターテインメントとして笑いから涙まで幅広く、これぞミュージカルという作品になると思うので、ぜひ遊びに来ていただきたい」と呼びかけた。
なお、イベントで初披露された「プリシラ号」は原作にちなんだピンクのバスで、13日まで都内を走行する。(斎藤雅道)