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東京モノレール駅員が売上金着服でクビになるも刑事告訴はナシ

 東京モノレール(東京都港区)で浜松町駅に勤務する30代の男性駅員が、券売機の売上金を着服したとして、6月17日付で懲戒解雇されていたことが分かった。

 同社によると、駅員は3月上旬〜6月上旬、券売機から売上金を回収する業務を行った際、4回にわたって、計約130万円を抜き取って着服した。大胆にも、一度に約100万円を抜き取ったケースもあった。

 3〜6月、浜松町駅など2駅の券売機から回収した売上金が、各券売機の切符の販売記録より数万円〜約100万不足する事態が計4回発生。券売機に不具合はなく、勤務履歴などから、この駅員が浮上。事情を聴いたところ、当初は関与を否定していたが、6月16日になって、着服の事実を認めた。

 同社の聞き取りに対して、駅員は「パチンコなどの遊興費や、生活費に使った」と話しているという。

 駅員が着服金の全額を弁済する意向であり、年齢的に若いことなどから、同社では刑事告訴を見送った。金額も決して少ないわけではなく、やったことは立派な盗人行為なのだが、こんな甘い措置でいいのだろうか?

 同社では、昨年夏に、羽田空港にある3駅と浜松町駅との往復割引切符などを使って乗車すると、JAL(日本航空)のマイルがたまる両社共催キャンペーンを実施したが、6人のモノレール駅員がそれを悪用し、マイルを不正にためる不祥事が発覚。

 同年7月に、6人が諭旨解雇や出勤停止などの懲戒処分となっているが、公共交通期間に携わる者として、今回の駅員も倫理観が足りないというしかない。
(蔵元英二)

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