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オリックスもあきれている二軍スタートの清原

 「オリックスの居候」こと清原和博が始動。といっても二軍キャンプなのだから締まらない。挙句は“代打宣言”ときた。これにはファンも口をあんぐりだ。球団の甘さにも呆れるが、年俸1億5千万円男の言うセリフなのか…。
 突然の二軍スタートの申し出だった。清原の言う理由は「ヒザがまだ危ない」…。
 「フロントは怒るし、現場はあきれ返った。それはそうでしょう。昨シーズンの1年間は、治療を理由に完全オフ。今年はキャンプから一軍で再スタートとだれもが期待していた。いったい、何をしていたんだ、と関係者が怒るのは当然ですよ」(評論家)
 キャンプ前、さすがにバツが悪かったのか、苦し紛れにこんな決意を口にした。
 「打点を挙げられることに専念したい。それがチームのためになると思うから」
 ワシの勝負強さを見取ってや、と言うのである。要するに、打つことしかできない、というのである。
 「つまり守らないということですな。パ・リーグは指名打者制度だから、打つときだけ出るという意味。しかし、現実にはヒザは想像以上に悪そうだから、代打オンリーの可能性が高い。1試合に1度だけの出番になる。ただし走者が得点圏にいる“おいしい場面”で出してくれというワガママだから驚きますな」(球団関係者)
 球団幹部は不機嫌である。今シーズンの清原の年俸は1億5000万円。昨年全休だったにもかかわらず、この待遇である。
 「当然、チーム内に不協和音が生じています。球団は、そんな選手たちの不満を、清原は集客価値がある、と言って押し切りました。選手たちはブ然としていますよ」(担当記者)

 1日のキャンプインは二軍だけの高知でスタート。集まった報道陣は60人を超える盛況だった。
 「一軍より(取材陣は)全然多いですよ」とマスコミにヨイショされ、つい「ええ気分や」と清原。これを聞いた一軍の面々は「何を言っているんだ、ボケが」と怒り心頭だったとか。軽口は仲間を逆撫でしただけのことだった。
 さらにオリックスとソフトバンクの“二重契約”で渦中のパウエルについても「お金さん(パウエル)との対戦が楽しみやで。バットに1万円札を巻いとくわ」。
 大物評論家が強く言う。
 「清原は他人の金のことは言えないだろう。昨年をみろ。全く働かずで大金をせしめただろう。目くそ鼻くその例えをだれか教えてやれ。自分をいったい何様だと思っているんだ。はっきりいえば、チームのやっかい者ではないか。少しは反省して一生懸命練習に励め、と言いたいね」
 いまや清原は“オリックスの居候”と陰口をたたかれている。番長と呼ばれたころの迫力はまるでない。
 「オリックスはもう清原を信用していませんよ。使えないと判断したらシーズン中でもクビを切りますよ。チームの首脳には、清原を計算に入れるな、と指示を出したと聞いています。戦力としてアテにしたら痛い目に遭いますからね」と情報通。
 冷静に考えてみれば、清原はとっくに“賞味期限切れ”である。オリックスは残りカスに期待したのだろうが、現状は金をドブに捨てているようなもの。高給居候に米メシを二杯目どころか三杯目も出すのだからオリックスはエラい。

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