この日は、「昨日はたむけんさんに美味しいご飯をご馳走になりました」という感謝の言葉とともに和気あいあいとした写真を投稿。W杯に初出場した宇佐美をたむけんが労った。たむけんの腕が妻・蘭の肩に掛かっているように見えることから、「たむけんの腕が気になる」「宇佐美パパ、笑ってー!!」などの冷やかしコメントも投稿され話題となっている。
W杯直前まで宇佐美は代表入りを一時はあきらめかけていたという。日本代表メンバーが選ばれた際、宇佐美自身が「W杯のために移籍したドイツで思うような時期を過せなくて」と、不安だった思いを吐露している。
2011年、宇佐美はドイツの名門・バイエルン・ミュンヘンに期限付きで移籍するも、ベンチ入りも危うい日々が続いた。その後も不遇の時期は続き、13年に古巣・ガンバ大阪へと戻った。ここで結果を出し、改めてドイツに再挑戦。最後は期限付きで2部リーグのフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属したが、コンディションの不調に悩まされることも多かった。
その中、日本代表の西野朗監督は宇佐美をメンバーに抜擢。もともと宇佐美と親交のあるたむけんは、W杯が始まる前から「必ず結果を出してくれるはず」とエールを送っていたが、こうした苦労を知ってのことだったのかもしれない。
宇佐美は幼少期から注目選手として知られており、U17世界大会ではブラジルを追い詰める戦いぶりに“ネイマール以上では?”とささやかれるほどのプレーヤーだった。高校二年生でガンバ大阪に最年少でプロ入り。挫折を知らなかったことで、その後に伸び悩んだため“期待を裏切った天才”とも揶揄された。
W杯から帰国した宇佐美は、自身のインスタグラムで「応援していただいた皆さんありがとうございました」とファンへの感謝を述べたうえで、「まだ来季どこのクラブにいる明確に決まっていない状況」(原文ママ)としながらも、「来シーズンも是非応援して頂ければありがたいです!」と前向きな姿勢を表明している。
今後のことを思うと心中穏やかではないだろうが、家族やたむけんたちと過ごすオフは、いい息抜きになっているようだ。まだ26歳という若さ。所属クラブチームが決まり、過去を払拭するような宇佐美の飛躍に期待したい。
記事内の引用について
宇佐美蘭公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/ran_usami/
宇佐美貴史公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/takashi_usami39/