☆ビターエンダー
2019年10月12日(土)東京第5R芝2000m戦に出走予定のビターエンダー。馬名の由来は「絶対屈しない人。母名より連想」。牡、鹿毛、2017年4月7日生。美浦・相沢郁厩舎。父オルフェーヴル、母ビタースウィート、母父Afleet Alex。生産は新ひだか町・桜井牧場、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額4600万円。半兄には芝で2勝を挙げているサトノフォース(父ディープインパクト)がいる。本馬はオルフェーヴル産駒らしいムチっとしたバランスの良い好馬体の持ち主。胸前に深さがあり、心肺機能の高さが窺える。追い切りの動きを見ると、フットワークが良く、四肢が良く伸びたシャープな走り。広いコースが合いそうで、切れよりも長く良い脚を使うタイプだろう。距離は2000m前後が良さそうだ。なお、鞍上は津村明秀騎手。
☆ディープキング
2019年10月13日(日)京都第5R芝2000m戦に出走予定のディープキング。馬名の由来は「父名の一部+冠名」。牡、鹿毛、2017年3月21日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母ダリシア、母父Acatenango。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は廣崎利洋HD。2018年セレクトセール1歳市場において8640万円(税込)で落札された。全兄には芝で5勝を挙げているサトノキングダム(父ディープインパクト)や、全姉にはデビューから3連勝で秋華賞(GI)に出走のサトノダムゼル(父ディープインパクト)がいる。本馬は、母系の血が強く出ているのか、ディープインパクト産駒としては筋肉量が豊富なタイプ。それでも筋肉の質、柔軟性は父譲り。ゴムまりのように弾むようなフットワークをしており、頸を上手く使って四肢との連動が非常に良い。追われるとグッと重心が下がって極上のキレを発揮してくれそうだ。それでも兄たちがそうだったように、本当に良くなってくるのは古馬になってからだろう。なお、鞍上は武豊騎手。
※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。