実はこの月光仮面、ただの人形ではない。なんとサングラス越しに目玉が写る「生きている月光仮面」だというのだ。
右の写真を見てもらいたい。これが例の月光仮面であるのだが、確かに両目に眼球のようなものが確認できる。
人形(ガレージキット)を制作した造型師のIさんによると、この月光仮面は2006年に制作されたもので、製作工程では何の異変も無く通常通りに製作。また、眼鏡の彩色をした際も、下地には何もなく基本色の黒色を塗装しただけだったという。
完成品はホームページ用に写真を撮影しアップされたのだが、それから3〜4年後、とあるお客さんから電話で「あの月光仮面のサングラスに目玉らしき物が写っていますが、うっすらと目玉が透けて見える塗装技術なのですか?」との電話があったとのという。もちろん、そのような加工はしていないのでIさんは否定したのだが、気になって写真を確認してみると確かに眼球が写りこんでいたという。
あの月光仮面に浮かび上がった目玉は一体なんなのか…Iさんは今でも不思議に思っているという。
鑑定をした霊能力者のあーりん女史によると「霊が人形やフィギュアに入り込むことはよくあること」という。
古くから日本では「大切にされた人形は魂が籠る」と言われている。この月光仮面も日本人のヒーローへの憧れや大切に思う気持ちが宿ったものなのかもしれない。
また、余談ではあるが月光仮面は正体不明の覆面ヒーローであり、劇中で正体が暴かれることは一度も無かった。
戦後の日本を守り続けた月光仮面のおじさんは自らの正体を明かしてまで、平成に生きる我々に何かメッセージを伝えたかったのだろうか…?
この月光仮面は今も山口敏太郎の事務所の玄関に凛々しく立っている。
(山口敏太郎事務所)