同作はベストセラー作家・佐伯泰英氏の人気時代劇小説「居眠り磐音 決定版」シリーズを時代劇初主演となる松坂を主役に据えて映画化。326館の大規模公開だった。
「配給の松竹がかなり力を入れた作品で、松坂はプロモーションにも積極的だった。しかし、松坂のファン層は時代劇を見る世代ではなかったこともあり、集客が伸び悩んでしまった」(映画ライター)
松坂といえば、現在、主演ドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)が放送中。しかし、視聴率は5%台と6%台を行ったり来たりですっかりコケてしまった。
一方、事務所の後輩・菅田将暉が歌う同ドラマの主題歌「まちがいさがし」は今月14日に配信がスタート。iTunes Store、レコチョクなど各配信サイトでデイリーチャート1位を独走し、32冠を達成。さらにウィークリーチャートでも軒並み1位を獲得し、18冠を獲得。計50冠となった。7月にはセカンドアルバムを発売。その後、ツアーを行うなど歌手活動が好調だ。
本業の俳優業では、3月に放送が終了した主演ドラマ「3年A組−今から皆さんは、人質です−」(日本テレビ系)が数字以上に大きな反響を呼び、7月には主演映画「アルキメデスの大戦」の公開を控える。
「松坂に比べて、菅田の方が演技の幅が広い。菅田は音楽でも稼げているので、すでに事務所の“稼ぎ頭”の座を松坂から奪っているが、このままだと“看板俳優”の座も菅田になりそうだ」(芸能プロ関係者)
今後、松坂は6月に主演映画「新聞記者」の公開を控えるが、今度こそヒットとなるだろうか。