自他共に認めるオタクでアニメ、マンガ、声優にはかなり詳しいはずのまゆゆ。当然、水樹奈々と共にゲスト出演した同番組でオタトークが展開されると思われたが、意外なことにオタトークは同じく出演していたSKE48メンバーの松井玲奈、高柳明音らが中心となるSKE二次元同好会が担当。まゆゆと水樹奈々の二人がクローズアップされたのは水樹奈々の楽曲をデュエットしたシーンくらいで、不自然なほどトークでの関わりはなかった。これはなぜなのか…。AKBオタでもある某プロダクションマネージャーは原因を、「AKB48が一般に広く知られるアイドルグループになったのが影響しているのではないだろうか。まゆゆはオタキャラを卒業しようとしているのかも」と語る。
一部には、まだまだアニメ、マンガの話題に抵抗感を持つ人がいることも事実。今回の総選挙では2位となり、単独でのメディア露出もさらに増えることが確実なまゆゆが、かなりのオタクだということは、一般の視聴者も多い番組では、知られて困ることなのかもしれない。
「AKB48がオタ以外の方たちに変な抵抗を持たれると、今後の活動にも支障がでるかもしれないということでしょう」(某プロダクションマネージャー)
ネットなどでファンの間でも、「オタキャラまゆゆが次期エースでは一般受けするかどうかが不安」という声も多少あり、そういったことを考えると、もはやAKBの看板といっても過言ではないまゆゆのオタクイメージを薄めるのは当然の対応といってもいいのかもしれない。今回の番組では、その対策をとった結果なのか。SKEの松井玲奈らが、かなり濃いオタトークを水樹奈々にした反動で、まゆゆがオタクである印象は感じられなかった。これからますます、オタ路線の話題は少なくなる可能性もあるだろう。これもAKB48が国民的なアイドルユニットなりすぎてしまった影響か…。
ただ、時々かなりマニアックなオタク話を書き“ネタにせずそっとしておこう”が、ファンの間ではもはや暗黙の了解になっている、まゆゆのブログには16日に、「DISCOTHEQUEは本当に大好きで、いつも聴いたりカラオケで歌ったりしている大好きな一曲なので、、、水樹奈々様本人と歌わせていただきとても幸せです」と綴られている。ブログではオタク路線を堅持しているのは、本人のせめてもの抵抗なのか…。今後まゆゆがどんな動きを見せるのか、まゆゆ推しのAKBファンは注意深く見守る必要があるのかもしれない。(斎藤雅道)