リングサイドでWWE王者AJスタイルズが見守る中、中邑真輔がルセフとのシングル戦に挑んだ。「カモーン」とルセフを挑発した中邑は、ターンバックのルセフにヒザを叩き込んでキンシャサを狙うと、逆にルセフのハイキックを食らってしまう。ダメージが残る中邑だったが、襲い掛かるルセフをかわしてそのまま飛び付き腕十字固めを決めると、これをルセフが持前のパワーで返したが、さらに中邑が巧みにルセフを丸め込んで3カウント。中邑が技量を見せつけてルセフからピンフォールを奪って勝利した。
しかし、試合が終わってルセフとセコンドのエイデン・イングリッシュが2人がかりで中邑に襲い掛かると、リングサイドのAJが立ち上がって助けようとするが、中邑はハイキック、スピンキックで2人を蹴散らすと“助けはいらない”と言わんばかりにAJに余裕の笑みを浮かべた。バックステージで中邑はAJに「助けは必要なかったよ。レッスルマニアではお前の顔面にヒザを叩き込んで倒す」と大一番でのキンシャサ勝利を宣言した。
また、WWEの軽量級ブランド205 Liveで、日本人スーパースター、ヒデオ・イタミがリンセ・ドラドとのシングル戦に挑んだ。先週のタッグ戦後に因縁が発生した両者にとって負けられない一戦となったが、ドラドがプランチャ・スイシーダを決めれば、ヒデオがカウンターのクローズラインを決めて互角の攻防を展開。しかし、ヒデオが場外に落ちるとセコンドのグラン・メタリックがヒデオを挑発。ヒデオが「黙れ」とメタリックを弾くと乱闘に発展してしまう。セコンドの戸澤陽がなだめるも、感情が抑えられないヒデオは挑発を繰り返してリングを後にした。タッグでは戸澤とのオリエンタルタッグが始動したヒデオだが、そろそろシングルでも何がしかの成果を上げておきたいところ。メタリックとの抗争がそのキッカケになれば良いのだが…。
文・どら増田
写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.