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忌野清志郎さん追悼本相次いで発売!?

 5月2日にがん性リンパ管症のため58歳で亡くなった日本のロック界のスーパースター・忌野清志郎さん。都内で営まれた葬儀・告別式には多くの著名人のほか4万2000人のファンが訪れ、絶大な人気が改めて証明された。それだけに今後、清志郎さんの追悼本が相次いで発売されそうだという。

 「清志郎さんの死後、これまで出したアルバムやDVDの売り上げは急上昇。来月発売される、遺作となったソロ名義のシングル『Oh! RADIO』もかなり売れるはず。追悼本もかなり売れそうです」(レコード会社関係者)
 追悼本のうち、まず出版社が狙っているのが、清志郎さんの本業である音楽や2000年ごろからハマっていたサイクリングに関する本。
 「清志郎さんを取材した音楽ライターが清志郎さんの素顔をつづった本や、その語録をまとめた本を出すらしい。あとは、清志郎さん自身がサイクリングについてつづったエッセイや発言集。それは、音楽ファンのみならず、サイクリング愛好家も買いたくなるようなものになりそう」(出版関係者)

 次に、ターゲットになっているのが、清志郎さんの盟友で、清志郎さんを師とあおぐ歌手の泉谷しげる(60)だという。
 「泉谷がデビューできたのは、無名時代に清志郎さんに見出されたから。清志郎さんの死に際しては、いち早くブログでコメントし、その後も追悼コメントを連載。その連載をまとめたものを本にしようと狙っている出版社がある」(先のレコード会社関係者)
 しかし、やはり追悼本をめぐって水面下で壮絶な争奪戦を繰り広げられているのが、清志郎さんの妻・景子さんだという。
 「闘病生活からの心境をつづった告白本を書かせようと、関係者に複数の出版社がアプローチしている。ただ、景子さんはまだ気持ちの整理がついていないので、本を出すとしても先のことになりそう。狙っている出版社はかなりの持久戦を強いられることになるだろう」(同)
 出版不況と言われて久しいだけに、清志郎さんの追悼本は各出版社にとって、今年の社運をかけたものになりそうだ。
 「告別式にファン4万2000人が集まるカリスマ性はただものではない。追悼本が同時期に発売されれば、ベストセラーの上位を独占する可能性が濃厚。ただ、焦って出してもクオリティーの低下が心配され、ビジネス根性丸出しではファンの反感を買う恐れがある。発売のタイミングは難しい」(先の出版関係者)
 どの追悼本が一番売れるだろうか?

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