たけしによると、嵐は「韓国やアメリカ等で活躍するアイドルグループに比べて全然違う」、「別にダンスがすごいわけではなくテレビ番組で司会をしているだけ」と評し、2016年いっぱいで解散となったSMAPと比較した場合、「何だかんだ言っても、やっぱり一番長持ちしたグループはSMAPだからね。嵐も同じような流れで出てきたグループだけど、あそこまでは行けない。(中略)悪いけど、レベルが違う」と国内アイドルにおいてもSMAPに比べて嵐は数段レベルが落ちると言い切った。
この発言に反応したのが嵐ファン。ネットでは「なんでSMAPと比べる必要があるのかわからない」、「どちらが勝ち負けではなく嵐とSMAPは別物では?」、「比べるにしても嵐の方がファンクラブの会員も多いし、ライブの動員数も嵐の方が上」といった反発意見が相次いだ。
また、嵐ファンの中では今回のたけしの発言に強いショックを受けている人は多いという。
たけしと嵐はバラエティ番組での共演はそう多くないものの、メンバーである二宮和也は2015年末に放送されたTBSのドラマ『赤めだか』にて落語家の師弟役(立川談志と立川談春)でたけしとダブル主演。第42回放送文化基金賞・テレビドラマ部門最優秀賞をはじめ、多くの賞に輝いた実績があるのだ。
そのため嵐ファンの中では「たけしさんはニノ(二宮)と共演して、嵐やニノの人となりに触れているはずなのに」、「たけしさんは嵐の理解者だと思っていた」とたけしの発言に対し、「裏切り」に近い感情を抱いているファンも少なくないという。もっとも、たけしはこのインタビューにおいて「ご意見番」として役割を求められたため、このような発言になったのではないか、との業界関係者の話もある。
「たけしさんももちろん芸人ですからね。あえて物議を醸すような発言を行った部分もあるでしょうし、そもそも引き合いに出されたSMAPに対しても、以前行われたインタビューにて、『正直、SMAPという肩書きだけで仕事を貰っているメンバーもいるし』と辛辣なコメントを出したこともありましたからね。いつも通りのたけし節でしょう」(某週刊誌記者)
活動休止宣言からはや3日。嵐ショックの余波はまだまだ続きそうだ……。