というのも、斤量57キロは牝馬にとって相当過酷だからだ。2戦2勝と圧倒的な強さを誇る、直千競馬だけに克服しても不思議ではないが、評価を割り引いて対抗にとどめた。
狙って面白いのは、ショウナンカザン。成績的にはちょっと冒険だが、オーシャンS16着は不得手の道悪馬場に殺されたもので度外視していい。
また、前走の高松宮記念は16着といっても超一流のスプリンター相手に、0秒8差といくらも負けておらず、決して悲観する内容ではない。GIII重賞ならシルクロードS2着を持ち出すまでもなく、実力は互角以上だ。
今春、京王杯SCを日本レコードで快勝したサンクスノートとアタマ差2着した実績もある。4か月間充電をはかり、出走態勢もほぼ万全。
優勝請負人の内田騎手と、人馬一体で念願の初タイトルを奪取するとみた。
◎6ショウナンカザン
○11カノヤザクラ
▲10エーシンエフダンス
△4ウエスタンビーナス、5シンボリグラン、7メリッサ
新潟10R「火打山特別」(芝1400メートル)はハンデ戦らしく毎年、波乱続出しており今年も一筋縄ではいかない。白羽の矢を立てたのは、成長力に富んだ3歳馬のセイウンオウサム。
古馬と初対決といっても、能力は全くヒケは取らない。前々走で一蹴したダイワナイトが、古馬混合の「さくらんぼS」を快勝した比較からそう断言できる。
スタートで出遅れ、直線だけの競馬で0秒8差(10着)まで迫った、前走のファルコンSもここでは大威張りできるもの。目標レースだけにもちろん、仕上げに抜かりはない。
いずれにしても降級してさらに、ハンデ53キロで闘えるとなればチャンスは十分だろう。
◎14セイウンオウサム
○9トーセンマドローナ
▲5フレッドバローズ
△3サクラミモザ、4サザンスターディ、6オメガブルーライン
新潟9R「糸魚川特別」(芝2000メートル)も3歳馬のアースステップに期待する。
重賞で好戦してきた実績と、実力は500万なら一枚上。新馬勝ちしているように、仕上がりの早いタイプで久々も死角にはならないと確信する。
◎3アースステップ
○8ステージプレゼンス
▲1マイヨール
△4ガンズオブナバロン、5キングスチャペル
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。