イベント終了後の囲み取材で谷村新司は、今月10日に亡くなった森光子さんの死を悼み、「亡くなったというニュースを見てびっくりしました。僕にとっては母親のような存在でしたから」と報道陣に語った。森さんとの交流は30年以上になり互いに応援し合っていたという。3年前にファンクラブの対談で森さんの好きな『秋止符』を歌った話になると、「耳が遠くなっていたので、耳元で歌わせて頂いた。目を閉じながら、うなずきながら聴いて下さった。その時の笑顔を今でも覚えています」と回想。寂しそうな表情を見せた。
森さんはコンサートにも何度か足を運んでくれてたそうで、「楽屋に差し入れなどを持ってきて下さって、そういう心づかいを忘れてはいけないと教えてもらった」と谷村は振り返り、「偉大だけど、偉大と感じさせない優しさを持った方で、お母さんのようでもあり、少女のような魅力を持った人でした。森さんがお亡くなりになって本当に昭和が遠くなってしまったと感じますね」と故人を偲んだ。(斎藤雅道)