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処分重すぎ? NHK職員が出張旅費水増しで停職3カ月の懲戒処分

 先日、NHKでは高松放送局の20代の契約スタッフでカメラマン助手の男が、取材先の民家で財布を盗んで逮捕される事件が起きたばかりだが、また不祥事が発覚した。

 同局は30代の釧路放送局に所属する技術系の男性職員が、出張旅費の不適切な請求を繰り返し、7年間にわたって、計約155万円を得ていたとして、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は6月16日付。

 同局によると、この職員は06年9月から13年4月にかけて、36回にわたって、飛行機を利用して出張した際に、割引運賃で搭乗していたにもかかわらず、通常の運賃で請求し、その差額計約155万円を懐に入れていた。

 手口は同局が定めた上限額に近い搭乗券を購入し、領収書を受け取った上で払い戻し。実際には航空会社の早期割引等で購入した格安の航空券で搭乗し、経理には高い運賃の領収書を提出し、差額を得ていた。

 経理担当者が領収書とともに必要な搭乗券の半券が提出されていないことに気付き、事情を聴いたところ、不適切な請求が発覚した。職員は「差額は私的に使っていた」と私的流用を認めているという。

 すでに、職員は差額を全額弁済しているが、同局では「職員として許されない行為であり、責任は重く、厳しく対処した」としている。

 同局は「視聴者の皆さまに深くお詫びいたします。再発防止に向けて、職員への指導を徹底してまいります」とコメントしている。

 このような不適切な出張旅費の請求は、どこの会社でもありそうな話。停職3か月の処分はいささか重いような気もしなくはないが、国民からの受信料で成り立っている同局だけに、厳しい処分は当然か?
(蔵元英二)

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