search
とじる
トップ > 社会 > 針のムシロ状態の籾井NHK会長に強力な援軍!?

針のムシロ状態の籾井NHK会長に強力な援軍!?

 14年1月25日、NHK会長就任会見で従軍慰安婦問題について「今のモラルでは悪い」と発言。マスコミや民主党を始めとする野党から猛バッシングを受けている籾井勝人会長に貴重な“援軍”が現れた。

 一連の発言で就任早々から「悪人」扱いをされている籾井会長だが、これはマスコミと野党が得意とする「揚げ足取り」。実は「公の発言」では無く、あくまで籾井会長の「個人的な見解」なのだ。日本国憲法で守られているハズの「思想・良心の自由」が籾井会長には適用しないというある種、理不尽な格好となっている。

 見方によっては「要職に就いた自覚が足りない。権力に溺れている象徴」とも思えるが、会見でのマスコミ対応は「意地悪」としか言いようが無いのだ。

 「籾井会長は問題発言の前に“個人として”という断りを入れていたのです。その後に慰安婦の発言があったのですが、発言を受けた後、全国紙の記者が“公の場で個人の意見は無い”と攻撃。会長の発言を“公のコメント”とする様に迫ったのです。会長はそれを受けて“そういう事(公の発言と言うの)ならば撤回する”と語っているのです。仮に全国紙の記者の言う通り“個人の意見は無い”のならば、籾井会長が“個人として”と語った瞬間に話を遮り“個人の話は無い”と言えば良かったハズ。話し終えた後に突っ込むのは“(アラ探しの)ネタを待っていた”としか思えない。ジャーナリスト精神に反しているとも思えますね」

 と、スポーツ紙のデスクは首を捻る。

 さらに事態は暗転。籾井会長は会長に就任直後、経営委員会理事10人全員に辞表を提出させていた事も発覚したのだ。さすがに日付は空欄にする様に指示したそうだが、時期が時期だけに「籾井バッシングの材料」には格好の素材となった。

 「又、よせばいいのに籾井会長は2月26日の衆議院予算委員会で野党に突っ込まれた際、“一般社会ではよくある話”と答えてしまった。確かに、社長が交代すると役員に辞表を提出させる、というのは一般企業では無い話では無い。“新社長の意向に従うのか否か”と言うのは企業にとっては生命線。新社長就任直後から役員にクーデターを起こされたら会社は立ち行かなくなりますからね。ただ、この場面で“よくある”発言は如何なものか。もう少し、自身の置かれている立場を客観視する必要がありますね」(前出・スポーツ紙デスク)

 まさに針のムシロ状態の籾井会長。そんなズタズタの彼に力強い“援軍”がNHKから出現した。ベテランの国谷裕子キャスターがそれだ。

 国谷キャスターと言えば1993年4月5日からスタートした『クローズアップ現代』の司会者として有名。月〜木曜日までの帯番組で14年2月末の段階では3300回超の放送を記録しているお化け番組だ。

 その司会をスタート時から現在まで“死守”しているのが国谷キャスターなのである。

 「NHKの三大看板番組と言うのが情報バラエティ番組『ためしてガッテン』、NHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便』と報道ドキュメント『クローズアップ現代』です。特に『クローズアップ〜』は19時のニュース枠を30分に縮小して、19時半からのスタートにしている。ニュース視聴者をそのまま取り込もうという作戦が奏功、02年には国谷キャスターと番組が連帯で『菊池寛賞』を受賞しております」(テレビ関係者)

 ただ、「報道」と銘打つ割には「情報が偏っている」というのは前出・テレビ関係者だ。

 「月曜から木曜日まで、毎日放送しているので仕方ないのかもしれませんが、情報はどこか一方通行です。時間がない為か、手の込んだ取材が行き届かなく、番組が荒削りになっている。結果、中立とは言い難い内容もあり、視聴者や取材関係者からのクレームもあるようですね」(前同)

 一部では「番組が左傾している」(前出・テレビ関係者)という声もある同番組だが、そこは運命共同体。「バリバリの右派」とマスコミ関係者から早くも揶揄されている籾井会長ではあるが、NHKの「顔」として、しっかり援護。幸福の科学出版から緊急発売された書籍『クローズアップ 国谷裕子キャスター』内で番組を代表し、国谷キャスターの守護霊が籾井会長を次の様に庇ったのだ。

 《「NHK会長の発言が公正・中立かどうか」をチェックしたければ、本来は、ほかのテレビ局の方々の意見を聞かなければいけないでしょうね。(中略)どんな人だったのかについて、取材はしなければいけないでしょうね。「豪放磊落である」ということ自体が罪だとは、私には思えない。それはいいと思うんですよ》

 籾井会長を「豪放磊落」と語るところはさすがにベテランキャスター。会長の言葉遣いが多少、煩雑ではあるが、タブーに切り込んだ発言はNHKとしては革命的だ。

 せっかくの「逸材」もこのままバッシングを受け続けたら「貝」になってしまう。それではNHKの「改革」は望めない。今こそ局を挙げて籾井会長をバックアップすべき−−かも?

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ