しかし、実はこんなノンキなのは、ワイドショーだけ。テレビ番組の制作陣は、“不測の事態”を想定して、連日仕事に追われているという。
「SMAPのメンバーが出演する番組は2本体制で制作するため、仕事量が2倍になっています。“不測の事態”が起きた時に入れ替える番組も作っておかなければならなくなっています。このSMAPの騒動は末端の番組制作会社まで影響を及ぼしていますよ」(テレビ番組関係者)
ちなみに、この2本体制は、SMAPのメンバーが出演する番組だけでなく、ジャニーズ事務所の他のグループが出演する番組までに及んでいる。テレビ番組の制作現場では、SMAPだけでなく、「これはジャニーズ全体の問題、ジャニーズ全体に不測の事態が起きる可能性もあり得る」との認識のようだ。
ちなみに、SMAPの全メンバーが出演する「SMAP×SMAP」だが、こちらは、番組が終了すること自体は既定路線。多くのテレビ番組関係者の関心は、そのXデーがいつなのかということのようだ。「SMAP×SMAP」は1996年から20年続く長寿番組であるため、「長年、プライムタイムで安定した番組の後継番組を巡って、すでに水面下では、様々な動きがある」(テレビ番組関係者)とのこと。
「SMAPメンバーが緊急出演してコメントさせられたことが、“パワハラ”的だとBPOへ苦情が殺到したことで、BPOのサイトがダウンしているとの話もありますが、BPOが審議入りするころには、『SMAP×SMAP』はなくなっているかもしれません」(広告代理店関係者)
ワイドショーでは、司会者やコメンテーターが、「とりあえず、SMAPの解散はなくなってよかった」などと安心しているが、他の制作現場とは、だいぶ温度差があるようだ。