まず、今回の騒動、キムタクこと木村拓哉とそのほかのメンバーの対立という構図が盛んに語られてきた。その象徴的なシーンが昨年1月の「SMAP×SMAP」(フジテレビ)での謝罪だ。ファンから“公開処刑”との声も挙がったが、ここでキムタクへの批判が沸騰、他のメンバーのファンとの間に大きな溝ができてしまった。その溝は実際のメンバーたち以上であったかもしれない。ネット上でも感情的な意見が噴出した。
また、この生謝罪で、事務所とファンの溝も大きく開いてしまった。その事務所が現在、猛プッシュするのは嵐だ。なんとか嵐をSMAPを超えるような国民的グループへ育てたいと画策中であるが、そのため、SMAPファンは嵐を毛嫌いする結果になってしまった。そして、嵐のファンとSMAPのファンにも大きな溝ができてしまった。
「女性アイドルだと、箱推しなどと言われ、グループ全体やプロジェクト全体を応援するファンは少なくないが、男性アイドルのファンはちょっと違う。ある意味で、ここまで大きな溝になってしまうのは、男性アイドルのファン特有のものかもしれないですね」(業界関係者)
SMAP解散の衝撃は、やはり大きかった。