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『めちゃイケ』も『みなおか』も経験した、『ENGEIグランドスラム』の“正念場”

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ナインティナイン・岡村隆史

 3月30日、フジテレビ開局60周年記念WEEK特別企画の一環として『ENGEIグランドスラム』が4時間生放送される。

 漫才、コント、ピン芸、歌ネタなど“演芸”と呼ばれるジャンルで活躍するエンターテイナーがネタを披露するスペシャル番組。番組MCはナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)が務めており、芸人が披露するクオリティーの高いネタの数々が話題となり、フジテレビの代表的な番組のひとつとなった。

 25日には情報も解禁。芸人とアーテイストがコラボレーションする人気企画『ENGEI歌謡祭』を今回も行うことが発表された。4時間も放送があるため、尺調整やネタばかりだと視聴者が飽きるため、こうした変化球の“演芸”は、漫才やコントとは違った趣向でファンも多い。しかし、一部でこんな声があるという。

 「“面白くない”、“もっとネタが見たい”という視聴者もいるようです。これまで、落語、講談、ユニットコント、新喜劇などが番組で披露されてきましたが、歌謡祭となると、一気にテレビ番組の企画っぽくなるので、拒否反応を示す人がいるのでしょう。番組が長寿になるにつれて、様々なことを盛り込もうとして失敗するケースがあるので、純粋に放送枠を2時間にして、みっちりネタを放送しても視聴者は離れないと思いますけどね」(エンタメライター)

 また、『爆笑レッドカーペット』や『爆笑ヒットパレード』などを手がけ、同番組の企画・演出を第10回までしていた藪木健太郎氏(現在、共同テレビに出向中)が抜けた穴も大きいと言われている。

 「昨年終了した『めちゃ×2イケてるッ!』の片岡飛鳥氏(後に復帰)や、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の港浩一氏など、番組でも名物となっていたスタッフが抜けた途端、番組の勢いが一時期に比べて落ちたイメージがあります。藪木氏から『ENGEI〜』のバトンを受けたスタッフが、どうこのコンテンツを料理するのか? 楽しみです」(同上)

 目の肥えたお笑いファンから、ながらテレビをしている視聴者までをどう取り込んでいくのか……スタッフの意地に期待したい。

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