番組では、スポーツの『週刊御意見番』コーナー内で、VTRに割り込む形でトランプ大統領が乗ったヘリコプターが千葉県茂原市のゴルフ場に着陸し、安倍晋三総理大臣が出迎える様子を中継。トランプ大統領と安倍総理に批判的な関口宏は、なかなかヘリから降りないトランプ大統領に、「まだ見せますか?」「まだ降りてこないのかしら」「スタッフは会うところを見せたいんだ」「どうしても見せたい?」と、露骨にいらだちを見せる。
数分後、ヘリコプターから出てきたのは、赤いシャツを来たトランプ大統領。2人で歩き友好関係をアピールする両者を関口は苦々しく思っていたのか、「無事会ったんでいいでしょう。番組戻してください」と早々に中継を打ち切ってしまう。
そんな関口にツッコミを入れたのが、週刊誌上で安倍総理を評価する発言を行い、一緒に食事をしたこともあるという張本氏。トランプ大統領について安倍総理から聞いた話として、
「ちなみにね、トランプ大統領は安倍さんに言わしたら距離は出るの。スコアはまあまあで。だけど、日本では赤シャツに上手い者なしって言われてるんですよ。赤いシャツを着た人は上手い人がいないってね」
と独自の見解。ちなみに、ヘリコプターから出てきたトランプ大統領は赤いシャツと黒のズボン。一方、安倍総理は青のブレザーと白のズボンだった。番組は安倍総理とトランプ大統領の関係性や発言の趣旨などには触れず、さっさとボクシングの話題に移った。
あくまでも冗談の範疇だと思われるが、視聴者からは「失言と取られかねない」「全く根拠がなく、偏見」と不満の声が。また、「そんな話は聞いたことがない」「タイガー・ウッズは最終日に赤いシャツを着ている」など、不満や批判の声が上がった。
反日反米で親韓の色が濃い『サンデーモーニング』の中にあって、張本氏は実際に広島で被爆していることから愛国心が強く、日本の防衛に力を入れる安倍総理を高く評価していると言われる。
政治論については各方面から高い評価を受ける張本氏にしては、少々残念な発言だった。