劣等感について河北は「全くないです〜。というか、劣等感という言葉すら知らなかった」と話した。さらに「何で誰もが劣等感を持ってるって決めつけるの?」と問題提起した。対して磯野貴理子は「私は劣等感の塊ですよ」と反論。「芸能界には身長が高くてきれいな女性がいっぱいいるでしょ。私は背も低いし、顔もアップに耐えられるほどじゃないから、劣等感ばっかり感じていた時期がありました」と赤裸々に話した。
実際のところ、ネットでは「同窓会なんて成功者が行くところでしょ」「マウンティングされるから嫌」「金持ちと結婚した自慢話を聞かせられる」「独身は行きづらい」という声も多くあった。劣等感から同窓会に“絶対行かない派”は多いようだ。
このような女性にとって、河北のコメントは良く思えないものだったろう。またもアンチの声が上がるかと思われたが、その予想は外れた。「劣等感がないなんて…河北麻友子になりたい」「河北麻友子みたいな友達ほしい」という書き込みが多く見られたのである。
以前に比べて、河北に対する世間の反応が穏やかになったのはなぜだろう。
「たしかにデビュー当時は、NY育ちのお嬢様キャラで売っていたので、女子のアンチは多かったですね。先輩芸能人にもタメ口でズバズバ言う性格が『生意気』『礼儀知らず』と言われ、炎上する騒ぎもありました。しかしその浮世離れしたキャラを上手く生かして彼女のイメージを変えたのが、謎解き冒険バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)での出川哲朗との共演。出川との絶妙な絡みやお嬢様とは思えぬ体を張った海外ロケの様子に、世間の見方がガラリと変わったようです」(芸能ライター)
出川との海外ロケの様子を自身のインスタに上げるたびに、瞬く間にいいね!が10万件を超える。コメントも「お嬢待ってました!」「このコンビ大好き」「出川ガールは河北ちゃんじゃないと面白くない」といった様子で、熱烈なファンが多いことがうかがえる。
「劣等感は感じない」という河北。いつも誰かと“比べられる”芸能界において、その性格は「吉」と出そうだ。