報道をまとめると、神奈川県の大学4年生ら4人は昨年10月、埼玉県内のコンビニでAKBのコンサートチケット20枚(9万6千円分)を転売目的で購入した疑いなどで警視庁に逮捕されたという。
AKBのコンサートに入場するにはチケットと身分証が必要だが、逮捕された大学生らは家庭用のプリンターなどを使って偽名の健康保険証などの身分証を偽造。偽造身分証とチケットをセットで転売し、価格は定価の2〜5倍で、約1年半で460万円を売り上げていたというのだ。
それだけにとどまらず、4人はAKBのファンで、地方公演から戻るときなどに、入場券だけで駅に侵入して新幹線に不正乗車する「キセル行為」をしていたのだとか。4人のうち1人がキセル乗車を助けたとして、警視庁に事情を聴かれた際、偽造した身分証を所持、チケット転売が発覚。
調べに対し4人は容疑を認め、「小遣い稼ぎが目的だった」、「ファンを続けていくには金が必要だった」などと供述。
4人は2016年6月〜今年1月で約460万円を売り上げ、大半はAKBの「追っ掛け」に使っていたとみられるという。
「昔から、ジャニーズ事務所をはじめとするアイドルたちの追っ掛けたちの間では、地方公演で同じ手口でのキセル行為が横行していたというが、現在も通用していたとは驚き。さらに、AKBのファンは“推しメン”を総選挙で上の順位にするためや、全国握手会への“遠征費”など、とにかく金がかかる」(芸能記者)
16日にはナゴヤドームで「第10回AKB48世界選抜総選挙」が開催されるが、逮捕された4人は誰に何票ほど投じたのだろうか。