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シネマレビュー「群青 愛が沈んだ海の色」

6月27日(土)有楽町スバル座他全国ロードショー
配給/20世紀フォックス映画
公式サイト/http://movies.foxjapan.com/gunjou/

 今から20年前、病に冒されたピアニスト由紀子が、東京から沖縄の離島・南風原島にやってきた。由紀子は、ウミンチュ(漁師)の龍二と恋に落ち、凉子という名の娘を授かるが、幼い娘を残して天国へ旅立ってしまう。時は流れ、幼なじみの大介、一也と兄弟のように育った凉子は、母親譲りのピアノの腕をもつ島一番の美しい娘に成長した。一也は凉子に愛を告白し、結婚を約束するが、若い二人の結婚を父・龍二は反対した。一也は父の許しを得るために凉子へ贈る宝石サンゴを取りにひとり海へ。だが凉子を待ち受けていたのは、一也が海で命を落としたという知らせだった…。

 まだ幼い凉子の心が描かれている作品である。愛する者を失うのは確かに悲しい。しかし、精神のバランスを崩して入院し、退院後も誰と話すこともなく、ピアノを乱打するというような状態になるだろうか? そこに少し無理を感じた。
 宮木あや子氏の小説が原作。長澤まさみ、佐々木蔵之介、福士誠治、良知真次ほかが出演。監督は中川陽介。

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