額に大きな流星が刻まれた栗毛の馬体が、四位騎手を背にコースに姿を見せると、スタンドからは別れを惜しむファンの歓声が。昆調教師は「ダービーを勝ったときは信じられない気持ちだった。ただ、古馬になって大きなタイトルを獲れなかったのは残念。産駒がウチの厩舎にきたら、ぜひその夢をかなえたい」と感慨深けに話した。
一方、四位騎手は「大外に出して届いてくれと願って必死に追ったダービーが一番の思い出。いい仔を送り出してほしい」と苦楽をともにしたパートナーをねぎらった。
今後は北海道沙流郡日高町のダーレージャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬となる予定。