「菜々子はほとんど韓国語をしゃべっていなかった。というより覚える気がなかったのかも。にもかかわらず、スンホンのセリフは日本語が多くて非常にバランスが悪かった。内容はといえば、オリジナル版と比較するのがちょっとかわいそうなぐらいの完成度だった」(韓流ファンの映画ライター)
菜々子の映画主演は07年公開の「眉山-びざん-」以来3年ぶりとなったが、かつては主演作「やまとなでしこ」(フジ系、00年)が平均視聴率26.4%を記録するなど“ドラマ女王”と呼ばれたにもかかわらず、最近はドラマの主演作がない。
「主演作をさかのぼると03年に福山雅治とW主演した『美女か野獣』。ヒロイン役では昨年人気シリーズの続編『救命病棟24時 第4シリーズ』に出演したが、主演作の話になるとさっぱり聞こえてこない」(芸能記者)
そうなってしまった背景にはテレビ各局に吹き荒れるコストカットの嵐に無関係な菜々子の事務所の営業ぶりがあったというのだ。
「『やまとなでしこ』のころで菜々子のギャラは1話400万円で最高ランクだった。ところが、今やドラマの制作費が大幅に削られ、最高ランクは200〜250万円にダウン。しかし、菜々子の事務所の女社長は『400万じゃないとオファーを受けない』と強気の姿勢を崩さないとのウワサが広まり、どこの局もオファーしなくなった。しかし、さすがにそういう現状はまずいと思ったのか、女社長は最近では関係各方面に『仕事をください』と頭を下げるようになった。映画のPRで以前は決して出なかったバラエティー番組にまで菜々子が出ていたのには驚いた」(テレビ局関係者)
このところ、篠原涼子、米倉涼子、天海祐希らが“ドラマ女王”の座を争っているが、この分だと、来年あたり菜々子も参戦しそうだ。