今週の東京デビュー注目馬は、11月15日(土)第6R芝1600m戦に出走予定のブレイクエース。馬名の由来は「ナインボールのブレイクで9番ボールのみが入ること。母名より連想」。牡、2012年2月16日生。美浦・戸田博文厩舎。父キングカメハメハ、母キュー、母父French Deputy。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額5000万円。半兄には09年共同通信杯(GIII)を勝ったブレイクランアウト(父Smart Strike)、芝のマイルあたりで3勝を挙げているエアネド(父ディープインパクト)がいる。本馬は均整の取れた好馬体をしており、トモ、胸前の筋肉量は現時点としては申し分なく、キングカメハメハ産駒らしい筋肉の強さがある。繋ぎは程良いクッションが効いており、芝で良さそうな造り。長く良い脚を使うタイプで、距離はマイルあたりが良さそうだ。なお、鞍上には三浦皇成騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、11月15日(土)第6R芝1200m戦に出走予定のロードグロワール。馬名の由来は「冠名+栄光(仏)」。2012年1月31日生。栗東・浅見秀一厩舎。父キングカメハメハ、母エアジュリアード、母父スペシャルウィーク。生産は新ひだか町・ケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。愛馬会法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額2625万円。近親には芝のマイルで5勝を挙げたロードマジェスティ(父ブライアンズタイム)がいる。本馬は筋肉量豊富なキングカメハメハ産駒らしい馬体をしているが、動きには母父スペシャルウィークのようなしなやかさがありバネがある。現状前の勝った造りで、後駆には随所に幼いところがあり本格化はまだ先と見るが、いずれは頭角を現してくる素質馬と見てピックアップした。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。