中田は昨年、高校通算本塁打記録を引っ下げ、2007年のドラフト1位で入団。“ミスター・ファイターズ”田中幸雄から背番号6を継承するなど期待されたが、二軍暮らしが続いた。そして5月20日に待望のプロ初の一軍昇格。これまで6試合に出場し、9打数3安打と結果を残しているものの、三振4と選球眼がイマイチで当落線上にいる。
さらにその情況に追い討ちをかけるように左太もも肉離れで戦線離脱していた大砲スレッジがこの日から二軍でフリー打撃を開始、一軍復帰間近かとなり肩身はどんどん狭くなっている。
一方、坂本といえば、中田より1年先に入団。2年目の昨季は全試合にスタメン出場を果たした。今季から背番号を6に変更し、目下セ・リーグの首位打者。首位を独走する巨人の核弾頭として大きな原動力となっている。
巨人・坂本VS日ハム・中田、未来のプロ野球を担う同世代の“背番号6対決”が実現するかと思われたが、中田はあいにくのベンチスタート。7回に代打で登場したものの、ゴンザレスのボール球となる変化球に手を出し、あえなく空振り三振。チームも2-5で敗れてしまった。
「(ボール球を)見極めないと」と首脳陣から苦言を呈され、評価はダウン。そればかりか、ファンの間でも株は下落していた。
「二軍戦でもう少し結果を残してからでもよかったんじゃないですかね。3年目、4年目になって活躍してくれれば。(背番号6は)重かったですね。正直、永久欠番になって欲しかった。坂本選手と比べると大きく水を開けられてますよ。最後には巻き返して欲しいですけど」(20代の日ハムファン/男性)
代打生活でなかなか結果が出ず「(二軍に)落ちてもまた一からやったらええわけやし」と前を向いた中田。この屈辱をバネに是非とも巻き返して欲しいものだ。