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SMAPとTOKIOが合宿所で経験したミステリー

 80年代、東京は原宿(明治神宮前)の一等地にジャニーズ合宿所があった。古くは田原俊彦や近藤真彦、少年隊や光GENJIなど、時代を代表するトップアイドルが住んでいたため、合宿所付近はつねに女性ファンがてんこ盛り。光GENJI・諸星和己を最後に、スターたちが相次いで退去したあとに住んだのは、SMAP・中居正広、稲垣吾郎、TOKIO・城島茂。中居と城島のふたりだけの時期もあり、7LDKの広すぎる寮内は閑散とした。

 そんな合宿所で今も語り継がれている心霊実話がある。体験したのは、TOKIO結成前の城島と山口達也。互いに10代のころだ。

 ある日、城島が山口と同じ部屋で寝ていると、「ガチャ」と扉のドアが開いた。誰かが中をうかがった気配を感じた。その後、「失礼しました」と言い残して、声の主はその場を去った。城島はそのとき、「吾郎ちゃんかな」と思った。

 すると次の瞬間、山口が突然飛び起きた。仰天した城島が「どうしたん?」と聞くと、「金縛りにあってた」と言う。不気味な現象の連続に、城島は年下の山口を落ち着かせようと思い、「気持ち悪いな。ちょっとリビング行こうか」と気を利かせて、明るい部屋へ移動した。

 そこにいたのは、ついさっき部屋に来たと思われる稲垣。ひとりでギターを弾いていた。城島が「今帰って来たん?」と尋ねたところ、かなり前に帰宅していたようだ。城島たちの部屋は訪ねていないという。そのあと3人は、中居の部屋へ向かった。

 本人は就寝中。電気を点けると、電球が突然破裂した。3人は驚いて「ワーッ!」と叫んだあと、キッチンへ向かうと、電話が鳴った。受話器を取ると、無言だった。電話の主は、ジャニー喜多川社長の可能性もある。しかし、それまでの数々の不可解な心霊現象は、今でも原因が解明されていない。

 城島は別の日、同所で幽体離脱をしている。そのときは、1人で住んでいた。合宿所の中央は吹き抜けになっており、寝ていると幽体離脱した体が、その吹き抜けを上昇していった。初めての経験に、「今、目が覚めたらどうしよう」と心の中で思った。目が覚めたら、一気に降下してしまうんじゃないかという危機感を、心のどこかで冷静に抱いたらしい。

 いわくつきの合宿所は、90年代に突入すると六本木に転居した。入寮者数が10人を超えても2部屋しか確保できなかったため、KinKi Kids、V6、関ジャニ∞など、住んだことのある当時のジャニーズJr.たちは、相当ストレスを抱えていたという。のちに、青山の高級マンションに移ったが、合宿所システムは撤廃。現在はジャニーさん、KinKi、中山優馬が住んでいるといわれている。

 Jr.たちが共同生活を送る場はもうないが、近々、渋谷区に転居する超高級最新オフィスに、レッスン場と寮も併設されるのではないかというウワサも…。新たなホラーが誕生する、か!?

*画像イメージ

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