◆得意コースはどこ? SS系種牡馬産駒の複勝回収率が高いコースは、京都のダート。JRAの胴元分(25%)を考慮すると、回収率75%が標準レベルだが、そんな中で回収率97%は立派。札幌ダートも90%超えを果たしており、この2コースは別格である。
そのほかでは、札幌芝、東京芝、中京ダートと、得意コースはことごとく現在開催していない競馬場だらけ。しいてあげれば、中山と阪神の芝コースが、平均の75%を少し上回っている。
◆阪神ダートは不得手 阪神ダートは複勝率62%。もし複勝を1万円ずつ買い続けていたら、789万円が489万円。なんとマイナス300万円という大惨状である。例外といえるのはマンハッタンカフェ(101%)、ゴールドアリュール(88%)、スペシャルウィーク(88%)ぐらい。この3頭にしても収支はトントンかマイナスなのだから、もうけたいなら手出しするべきではない。
◆中山ダートは種牡馬の選別が必要 中山ダートも複勝を買い続けていたら、マイナス275万円だが、事情が少し違う。ネオユニヴァースと、スペシャウィークがそれぞれ複勝回収率117%、107%を誇示しており、ゴールドアリュールも97%と好調だ。ただ、この3頭を集計から外すと、回収率は53%まで低下。そのほかのSS系産駒は基本的には“消し”としたい。