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記録ずくめで有終の美飾った米倉涼子主演「ドクターX」 続編はあるか?

 米倉涼子が主演するテレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門美知子〜」(木曜日午後9時〜)第3シリーズ最終回(第11話)が12月18日、90分拡大スペシャルで放送され、27.4%(数字は以下、すべて関東地区)の高視聴率をゲットし、有終の美を飾った。

 これは、木村拓哉主演「HERO」(フジテレビ)初回(7月14日)の26.5%を抜いて、今年放送された全ドラマで最高視聴率となった。全話平均視聴率は22.9%で、「HERO」(平均21.3%)を抜いて、今年の民放連ドラでトップ。さらに、NHK連続テレビ小説「花子とアン」(吉高由里子主演/3月31日〜9月27日)の平均22.6%を超え、NHKを含めた全局の連ドラでナンバー1の平均視聴率となった。

 「ドクターX」は全話で20%の大台を突破した。これは、視聴率30%を超えた“お化けドラマ”「家政婦のミタ」(日本テレビ/松嶋菜々子主演/11年10月期/平均25.2%)、「半沢直樹」(TBS/堺雅人主演/13年7月期/平均28.7%)でさえ、成し遂げられなかった快挙で、「ごくせん」第2シリーズ(日本テレビ/仲間由紀恵主演/05年1月期/平均28.0%)以来、約10年ぶりの偉業達成。

 まさに記録ずくめとなった「ドクターX」だが、唯一残念だったのは、第2シリーズ(13年10月放送)の平均視聴率23.0%を、わずかながら上回れなかった点だ。

 さて、こうなると、テレ朝としても、視聴者としても、続編放送を期待してしまう。米倉自身は「役のイメージが付いてしまう」などの理由で、もともと第3シリーズのオファーも蹴っていたが、テレ朝の熱意と札束攻撃で懐柔されたともいわれている。米倉は「今回が最後」との意向で、14日のクランクアップ時には、「今は次やろうかって気にならないですね」とキッパリ言い放った。

 最終回を終えて、テレ朝の内山聖子ゼネラル・プロデューサーは「3年に渡り、我らが大門未知子を愛してくださいましてありがとうございました。未知子に逢えなくなるのは寂しいですが、こんな医者もいたことを忘れないでくださいね!」とコメントし、続編がないことを示唆した。

 しかし、あきらめがつかないのはテレ朝側だ。いまや、「ドクターX」は水谷豊主演の「相棒」シリーズと並ぶキラーコンテンツに成長した。“打倒”日テレを果たすためには、どうしても必要な番組だ。実現性は薄いが、今後も米倉側との粘り強い交渉は続きそうで、連ドラでは無理でも、スペシャルドラマで復活もあるかも?
(坂本太郎)

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