“チャレンジ”が売りのアスリート系アイドルとして注目を集め、昨年から参加しているホノルル駅伝を今年も完走。12日の北海道・Zepp Sapporoからは愛知、大阪、東京などを巡るZeppツアーに挑戦するなど、向上心の強いアプガ。日本武道館単独ライブは彼女たちにとってこれまでにない最大の挑戦となる。
今回はそんなアプガの森咲樹、佐藤綾乃を直撃。武道館ライブに向けた意気込みを聞いてみた。
−− まずはアップアップガールズ(仮)について改めてどんなグループか教えてください。
森:いろんなことに積極的にチャレンジするアスリート系アイドルグループです。結構ライブの度にジムに7人通って鍛えていたりとか、メンバーそれぞれ筋肉モリモリだったりとか、富士山の山頂に自力で登って山頂でライブをしたりとか、破天荒なことにいろいろチャレンジしています。
−− グループ名に(仮)とあるのはなぜですか?
佐藤:(仮)は、最初はまだ未熟者みたいな感じだったのでくっついてきたんですけど、最近は(仮)がついていることによっていろんなことにもっともっとチャレンジできるよってことと、可能性をまだまだ秘めているよってみなさんに示すことができるので、継続してつけています。
−− 今後(仮)がとれることや、グループ名が変わったりすることがあるのでしょうか?
佐藤:どうなんでしょう。最初は本当に(仮)をとるためにやってきたんですけど、最近はグッズとか歌にも(仮)っていうのがついてきて、ファンもわたしたちも(仮)に愛着が芽生えています。とるとなったらちょっとさびしいかもしれません。
−− ホノルル駅伝には2年連続の参加です。
佐藤:アイドルならハワイに行くとなると、普通は写真集を撮りにいくとかなんですけど、わたしたちは駅伝を走りにハワイにいくんです。ホノルル駅伝&フェスってことで、駅伝走った直後に激しいライブもあって結構たいへんです。でも、撮影とかじゃなくて、あえて走りに行くというバカさ加減が自分たちでは結構気に入っています(笑)。
森:今年は自己ベストが出せましたし、走り終わった後に「来年も絶対行きたい」って思いました。ハワイ大好き。住みたいです。
佐藤:今年は自由時間も頂いて、みんなでマリンスポーツもできたしね(笑)。
−− アスリート系アイドルということでやっぱりメンバー全員運動は得意なんですか?
森:佐藤はテニス部だったりとか、わたしは過去に水泳で全国大会行ったりとか、仙石(みなみ)は陸上部やっていたり…。でも、全員が得意というわけではなくて、関根(梓)とか新井(愛瞳)は逆に苦手だったりもします。ちなみにわたしは球技が苦手かな(笑)。
−− 体も筋肉質?
森:わたしは太ももと腕の筋肉が結構ついていますね。
佐藤:わたしは腹筋ですね。日本武道館でもシックスパックにして立ちますって公言しているんです。メンバーの中でも割れているほうだと思います。グラビアでもセクシーに構えてもレスラーみたいだなって言われているんです(笑)。健康的な部分が売りです。
−− ホノルルでの一大イベントを終え、この後はどんなふうに活動していくのでしょう?
森:まず念願だったZEPPツアーを成功させて11月8日に決まった日本武道館公演に繋げていかなきゃって思っているんです。単独で武道館に挑戦って、本当に無謀な挑戦なんですけど、なんとかしなきゃって。
佐藤:今までやった中で一番大きいところで日比谷野音。野音でもギリギリ埋まらなかったくらいなんです。今メンバーと絆を深めてとにかく頑張ろうって。
森:ちゃんと結果を出したいってみんな思っているんです。わたしたちライブが好きでライブに生きているので。ライブがなくなったらわたしたちじゃなくなると思うんです。武道館ほどとなると正直不安ですけど、そこがゴールではないとも思っています。そこを新たなリスタートの場所にしたいです。
佐藤:体力ももっとつけていかないと。結構、走りまわったりするんですけど、体力をつけて武道館中を走り回りたいです。日本武道館クラスでどんどんやれるアイドルになりたいです。
−− グループの活動もそうですが、個々の活動としては今後どんなことに挑戦したいですか?
森:わたしはアナウンサーをやってみたいんです。以前、お天気お姉さんをやらせてもらったことがあって、その時、楽しくて! そういうのをやっていきたい気持ちがあります。あとわたし、フランス語もやっているんです。今、一生懸命勉強しているんです。アプガの活動もフランス語で発信したりして、海外のファンをもっと増やしたいですね。日本武道館にも海外の人にぜひ来て欲しいです。
佐藤:わたしはファッションとかメイクがずっと好きだったので、そちらにも力入れて、アプガに同性のファンを増やしていきたいです。衣装をプロデュースしたり、自分の中の女子的な部分をもっともっとアピールしていきます。
森:あと、芸人さんにも全員に立ち向かっていけるよう、バラエティのことももっと勉強してみたいです。番組などで芸人さんとの絡むことで、トークの勉強になればなって思っています。もっともっといろんなことに挑戦していきたいですね。
(取材・文:名鹿祥史)