「他の都道府県ではすでに施行されているが、暴力団関係者への利益供与から組事務所への出前配達まで、ありとあらえる暴力団との密接接触をNGとした条例だが、亡くなった某大物女性歌手が某広域暴力団と深い関係があったように、興業が絡む芸能界において、暴力団関係者との接触を避けるのはそう簡単ことではない。昔気質の芸能人は何かしら結びつきがあった」(芸能プロ関係者)
実際、各週刊誌は名だたる大物芸能人たちの過去の“黒い交際”をこぞって報じ、ネット上には数多くの芸能人が出席した元組長の誕生パーティーの動画が流出。おおみそかのNHK・紅白歌合戦の常連歌手の名前もあがっていただけに、特に紅白の出場歌手選考に多大なる影響を与えるかと思われたのだが…。
「NHKもそうだが、他局も『10月1日以前の“黒い交際”は不問に付す』というスタンスで、これまで暴排条例の影響を受けた芸能人はゼロ。各芸能プロも各局も『“黒い交際”でどんなペナルティーを受けるのだろうか』と見守っているスタンス」(週刊誌記者)
そんな中、先日、某大物演歌歌手が今年5月に神戸市内で行われた食事会で暴力団幹部と同席していたことが全国紙で報じられた。
「その幹部と某大物演歌歌手の面識はなかったようだ。この手の話なんて探そうと思ったらキリがない。その記事が大ニュースになるぐらいだと、たまたま同じ飲食店に居合わせてもニュースになってしまいそう」(同)
とはいえ、この歌手は紅白の出場者から漏れ、紅白の裏番組で毎年恒例のテレビ東京「年忘れにっぽんの歌」の出演者にも名を連ねていないのは単なる偶然か、それとも…。