週末の夜はよく立ち飲み屋で飲んでます。昔の自分は“座れる居酒屋がいくらでもあるのに、なんでわざわざ疲れる立ち飲みに行かなきゃいけないんだ”なんて思っていたんです。でも1度試しに来店してみてわかりました。立ち飲み屋は通常の居酒屋と違って、客同士の距離感が近く、気軽に話しかけやすい空間なんですね。さらに客側も会話をしたいと思っている人が多いから、女性とも仲良くなれるんです。
僕がよく行く店では、注文する度にお金を払うというシステムです。なので例えば500円のお酒を頼んだ場合、1000円札を出すことで、予め会話していた近くの女性に、「じゃあもう1杯は彼女に」とさりげなく奢ることができます。そうするとそれが相手の気持ちを惹きつけるキッカケにもなります。
仕事帰りだと、腰を降ろしてゆっくりとお酒を飲みたいと思う人が多いかもしれませんが、多少の疲れならば、がんばって立ち飲み屋に行く価値はあると思いますね。
(取材/構成・篠田エレナ)
写真・Sam Howzit