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坂上忍、“自分が大事にされないと他者を大事にしない”意見に「逆じゃない?」 『死ぬなら一人で』議論が白熱

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坂上忍

 31日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、川崎・登戸で起こった大量殺傷事件を特集。司会・坂上忍が口にしたコメントに、ネットから賛同の声が寄せられている。

 28日に発生した事件では、児童ら19人が包丁で刺され、2人が死亡。犯人の岩崎隆一容疑者も現場で首を刺し自殺しており、近年まれに見る凄惨な事件として、現在も世間を震撼させている。事件直後からSNSでは「死にたいなら一人で死ぬべき」という趣旨のコメントが多く見られている。著名人も多くコメント。28日の『ひるおび!』(TBS系)で立川志らくが同様の発言をし賛否を呼ぶと、31日の『モーニングショー』(テレビ朝日系)では玉川徹氏らが志らくに対し「感情論とテレビでしゃべるべきこととの間には一線を引かなきゃいけない」と反論するなど論争になっている。

 番組ではこれに関連し、NPOほっとプラス代表理事・藤田孝典氏によるコメントを紹介。「死ぬなら一人で死ね」という意見に対して藤田氏は「これらの言説をネット上で流布しないでいただきたい」「次の凶行を生まないため」と配慮を呼びかけている。また藤田氏は、こうした通り魔事件の犯人が現れる背景として「『社会は辛い自分に何もしてくれない』という一方的な感情を有している場合がある」と述べ、「自分が大事にされていなければ、他者を大事に思いやることはできない」と社会が万人を受容できるよう協力するべきと訴えた。番組では「『お願い 一人で死んで』と思うのが普通なのでは?」というネットユーザーの藤田氏に対する反対意見も紹介されている。

 これを受けてゲストの溝端淳平は「ネットで話が飛躍していけばいくほど、模倣犯が現れるんじゃないかって思う。おっしゃっていることは非常に共感できる」と藤田氏に同調した。

 一方の坂上は、「自分を被害者(の立場)の方に身を置いて、遺族の方に寄り添ったら、普通に思ってしまうことなんじゃないか」とコメント。さらに藤田氏の「自分が大事にされていなければ、他者を大事に思いやることはできない」というコメントにも注目し、「逆じゃないの?人を大事にできるから、大事にされる可能性が生まれるんじゃないんですかって。すごくなんかモヤモヤしてくるんですよ。大事にされなきゃダメなんですかって」と疑問を呈した。

 ネットからは坂上のコメントに対し「死ぬときは一人で死ぬもんだ。他人を道づれに死ぬもんじゃあない」「動機が何であれ、全く関係のない日々頑張って生きてる人を巻き添えにして自分も死ぬなんて絶対に許せない」「あんな残酷な報道を見て、すぐさま犯人に寄り添って冷静に考えられる人間の方が怖くないかな」など、おおむね共感する声が挙がっている。中には「一人で死ぬべきて結局言った人は他人を巻き込むなて意味で言ったと思う」(原文ママ)など、「死ぬなら一人で」というコメントのニュアンスを推察するコメントも見られた。

 今回は遺族の感情に寄り添った発言で坂上に好意的な意見も多く寄せられたが、溝端や玉川氏ら著名人も含め対立意見があるのも事実。SNSを中心に、議論はなおも続いている。

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