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試合が崩壊したことも? 広島、観客による投球後の“目つぶし”に「わざとだろ」批判の声 迷惑行為止まず

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画像はイメージです

 先月30日〜今月1日にかけ、広島・マツダスタジアムで行われた広島対DeNAの3連戦。このカード中に一部ファンがフラッシュを用いて撮影したとみられ、ネット上のファンの間で物議を醸している。

 ネット上にアップされた動画によると、当該行為が確認できるのは31日、1日の試合で、場面はいずれも広島の攻撃中。相手・DeNA投手のリリース後、それに合わせるかのようにバックネット裏からフラッシュが複数回光っており、1日の試合では球審が一度試合を止め直接注意に向かう場面もあった。

 また、現地に居合わせたファンがネット上に寄せた声によると、同様の行為は30日の試合でも複数回見られた上、その全てが同一人物によるものであったという。

 相手投手に対して行われた“目つぶし”に、ネット上のファンからは「カメラの設定ミスかもしれんが、それにしてはフラッシュの回数が多すぎる」、「絶対わざとだろこれ、何考えてるんだ」、「そんな卑怯な手を使ってまで勝ちたいか?」、「自分たちの本拠地だからって何でもやっていいわけじゃないぞ」といった批判が殺到。

 また、広島ファンからも「同じチームのファンとは思えないほど恥ずかしい」、「ファン全体のイメージが悪くなるから勘弁してくれ」、「こんな奴はファンじゃない、一刻も早く球場を出禁にしろ」といったコメントが数多く寄せられており、擁護の声はほとんど見られなかった。

 広島を含めたセ・パ12球団は、いずれも球場内でのフラッシュ撮影、レーザーポインターの使用などを固く禁止している。光が投手や野手の目に入ることで、試合進行・展開に影響が出る恐れがあるためだ。

 過去には、こうした妨害行為が実際に影響を与えてしまった事例も存在する。1997年8月5日、大阪・大阪ドーム(現京セラドーム大阪)を舞台に、巨人主催で行われた巨人対ヤクルトの一戦。ヤクルト2点リードで迎えた3回裏無死、ヤクルトの先発・吉井理人に対し、何者かがバックネット方向からレーザーポインターを照射。これを右目に受けた吉井は、球審に対し光線の方向を指さしながら抗議を行った。

 その後気を取り直して投球を再開した吉井だが、光線が目に入ってしまった影響は大きく2失点を喫しこの回限りで降板。同点に追い付かれたチームは試合に敗れ、さらに犯人も見つからずと、なんとも後味の悪い結末となってしまった。

 今回のフラッシュ撮影が故意によるものなのか、それとも過失によるものなのかは現時点では不明。しかし、いずれにせよ球場内では禁止されている迷惑行為であるため、球団側も何らかの対策をとる必要がありそうだ。

文 / 柴田雅人

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