以前ダイアナ元妃の「岩」とも言われたことのあるポール・バレル氏は、来年4月にロンドンで執り行われる2人の結婚式を、米テレビ局フォックス・チャンネルが放映することにあたり、バレル氏の持つ王室のしきたりについての知識を詳細に伝えるには理想だという理由で選出されたと考えている。
「王室のやりかた、しきたり、伝統を知らなければなりません。来年はフィリップ王子の90歳の誕生日ですし、7月1日はダイアナの生誕50周年でもありますので、絶妙なタイミングです」
バレル氏は、ダイアナ元妃の執事になる以前にもエリザベス女王の従僕として王家に使えていて、王室の結婚式はすでに経験している。更に、1981年にロンドンのセント・ポール大聖堂で挙式したダイアナ元妃とチャールズ皇太子に、2人が夫婦になってから初めての食事を運んだこともある。
チェスター・クロニクル紙にバレル氏は、「披露宴へと戻られた際に、パーティーのお世話をしました。私は、女王とフィリップ王子、そして新郎新婦の座るトップテーブルにお付きしました。私が結婚式直後の会食を運びました」「本当に鮮明にその日の事を覚えています。心に刻み込まれています。本当に魔法の様で、まるでメルヘンでした」と話している。
バレル氏は、1997年にダイアナ元妃の事故死を受けて、王室を離れている。
同氏は『ア・ロイヤル・デューティー』という暴露本の出版で、元妃の逝去を「金で」売ったとして、元妃の葬儀への出席を拒否されていた。