さて、そんな秋の入り口に、今回はホロ苦〜い、まちこに本気で恋をしてしまったお客様のお話をさせてください。
私が最初に勤めたキャバクラでの出来事となりますので、あれはかれこれ○年前…。私はまだ大学生でした。相手はHさんといい、横浜市在住のエンジニア。ちょっと余談になりますが、私って何故か理系のお客様に気に入られることが多いんです。おそらく全く逆の世界で学んでいたからかな、なんて自分では思っています。私は外国語が得意でしたので…。
Hさんと私は、ちょうど今くらいの季節に知り合いました。私を可愛がってくれていた先輩キャバ嬢のお客様の連れで、彼は当時26歳でした。「キャバクラって初めてだから何話していいかわからないです…」とおっしゃって、私は明るいキャラでしたので、ひたすら彼を笑わそうと、場を盛り上げることに一生懸命。そんな私の姿を見た彼と彼の上司は、すぐに私を場内指名。かれこれ3時間くらいぶっ続けで飲みまくっていました。それから連絡先を交換して、翌日「昨日はとても楽しかったです。まだ学生なのに夢を持って頑張っていて、すごいね。応援してるよ」なんて素敵なメールを頂きました。私はすぐに返事をしました。「ありがとう。私も久しぶりにすごく楽しめました! Hさんが昨日言ってた美味しい和食屋さん、連れてってください! ○日の○時待ち合わせね! まだまだ話足りないもん(笑)」と。
すぐにその日がやってきて、そのまま同伴。1人でキャバクラ初体験の彼を私がリードし、以降毎週のように、1人、もしくは同僚の皆さんと、私指名で来店してくださいました。度々連れのお客様が、「こいつ(Hさんを指して)さ〜、ほんとにまちこちゃんに惚れてるんだよ!」とHさんをからかうのが、いつものノリと化していました。それから半年も経った頃でしょうか、事件は起きました。
続きはまた来週。今日も、お店のオープン作業中に、こっそりお送りしました。
文:秋田まちこ
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