今回はある60代女性とのエピソードをお話させて頂きたいと思います。
その女性は千代子さんといいます。都内の繁華街で、長年クラブのママを務める、この道40年の大ベテランです。
私が千代子さんと出逢ったのは、今私が務めるクラブのママが、以前千代子さんのお店でお世話になっていたことがきっかけでした。千代子さんはご自身の出勤前に、お客様とお店に顔を出してくれました。
まだ若手(?)で、少々負けん気に強い私の姿を、千代子さんはご自身のお若い頃の姿と重ね合わせていたそうで、それ以降私のことを可愛がってくれています。
千代子さんは実年齢の15〜20歳は若く見える美貌とスタイルの持ち主で、スマートフォンなんかを若者のように操るパワフルな方です。ある日、お食事に誘って頂き、銀座のとある和食屋さんで再会致しました。
なんでも千代子さんは40年の水商売歴の間に、ありとあらゆる男を手のひらで操ってきたそうですが、最近になって、なんと30歳も年下の彼氏ができたというのです。
「彼とのセックスが今までで一番最高なの。あらやだ、こんな話、おたくのママさんに言っちゃだめよ?(笑)」
茶目っ気とサバサバした性格を持ち合わせた彼女は、一言でいうと、なんというか、とてもチャーミングなのです。
「あの、失礼ですが、どのように…その…」
口ごもる私に、さすがはベテランのママさん。自ら口を開いてくれました。
「あら、もちろん私は閉経してるわよ。でもね、ラブホテルって、色々な道具が揃っているじゃない? 彼はあらゆる小道具で私を気持ちよくさせてくれるのよ」
私は驚きを隠せませんでした。そもそも、よりによって何故私にこんなに自らの性生活を赤裸々に話してくれるのか、疑問でなりませんでした。
「一番好きなのはね、あの、いわゆる、ブルブルいってるあれよ、バイブレーター? それを使って、私の一番敏感なところを、時間をかけて刺激をしてくるわけ。もう、いい歳なのに私ったら、大声あげて絶頂を迎えちゃったわ」
千代子さんとのお食事でお聞きした内容はまだまだ盛り沢山。続きはまた次回のお楽しみ、ということで…。
文:秋田まちこ ブログ http://ameblo.jp/akitamachiko69/
Twitter akitamachiko69