浜崎はデビュー翌年の1999年から昨年まで15年連続で出場。ここ数年は、その後、毎年恒例のカウントダウンライブに駆けつけるためトップバッターをつとめていたが、一部スポーツ紙が報じたところによると、所属レコード会社のエイベックス枠から漏れたことや、今後、海外を拠点に日本と東南アジアをまたにかけた活動を本格化させる意向で、紅白から“卒業”を決意したという。
「出場歌手が決定してから落選が大々的に報じられるのを避けたかったレコード会社サイドのリークで記事が掲載された。報道を受け、浜崎は自身のツイッターに『NHKホール卒業させていただきます』と書き込んだが、通常、正式発表前に歌手がコメントを発表するのは異例。大問題になってもおかしくないが、なぜか黙認されてしまった」(音楽関係者)
かつて浜崎とともにエイベックスのトップアーティストとして君臨していた倖田來未もすでに紅白からは遠ざかっているだけに、音楽界の世代交代が急速に進んでいるが、倖田同様、浜崎もレコード会社内の枠の関係を抜きにしても、紅白に出れる要素が見当たらなかった。
「今年はアルバムとシングルをそれぞれ1枚しか出しておらず、売り上げはアルバムが5万枚で、シングルはなんと4000枚。活動拠点も豪邸のある米・ロスに移しており、使う金が変わらないのに収入が減ったためか、神奈川県内にある別荘を4億円近くで売りに出していることが話題になった。レコード会社もプロモーションにまったく力を入れず、浜崎本人の意向もあって、音楽番組には極力出演しない方針。もはや浜崎の目は、今年ライブを行って観客の反応が良かったシンガポールを中心とした東南アジアに向けられていて、シンガポールに拠点を移すという話も浮上。すでに日本の音楽界と一線を引いている」(芸能記者)
26日には「ミュージックステーション スーパーライブ2014」(テレビ朝日系)に生出演。今年、音楽番組への初登場となったが、ネット上では浜崎がMCタモリとの会話でタメ口で話す場面が話題に。さらには、外見や歌声の“劣化ぶり”が指摘されるなど、国内での活動が本人にとってあまりプラスにならなくなってしまっただけに、海外に目が向くのも仕方ないようだ。