とりわけ、左回りの3400メートルは最適の条件でアドバンテージになる。「右回りは内にササるので乗り難しいが、(全2勝を挙げる)左回りなら人馬とも余計な神経を使わずに、折り合いに専念できる」と武士沢騎手も勝利のおぜん立てが整ったことを強調した。
長距離の適性は、不利のあった菊花賞(0秒9差6着)、18キロ増と太め残りが響いたステイヤーズS(0秒4差4着)で見せ場をつくったように、証明済み。ここは調子、距離、コースと三拍子がそろい、千載一遇のチャンスが到来した。
相手は菊花賞2着のフローテーション。