この馬の武器は、コンスタントに上がり3Fを34秒台で走るメンバー屈指の決め手。その真骨頂が前走の山藤賞だ。前半1000m62秒4という超スローな流れを、メンバー最速の差し脚で1馬身突き放し、次元の違う強さを見せつけている。
持続力のある末脚は広い東京コースにかわり、一段と威力を増すはず。肝心の状態も追い切りを見る限り、デビュー以来最高といっても過言ではない。
それを証明するように、5F63秒9→49秒5→35秒8→12秒1と破格のタイムを馬なりで叩き出したほど。どの角度から見ても死角は見当たらない。
乗りかわりも手の内に入っている柴田善騎手なら心配無用。普通に走ってくれば優先出走権(2着まで)は間違いなく手にできるだろう。
相手筆頭はキングオブチャド。1勝馬ながらここまで、<1310>とすべて3着以内に入っており素質は高い。力をつけているし好勝負に持ち込みそう。良血馬ニュービギニングの巻き返しと△勢の食い込みも。