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全日本プロレス ムタVS高山はTV放送禁止確実

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者グレート・ムタが、3・14両国決戦でチャレンジャーの高山善廣を残虐ファイトで葬る。26日、代理人の武藤敬司が都内で会見し、化身のムタに高山の3大メジャー制圧阻止を厳命。それどころか「民放なら放送できない試合になる」と、おぞましい“R指定マッチ”を予告した。

 ムタが帝王を地獄に突き落とす。
 3・1後楽園ホール大会から開幕するシリーズで、シングル7連戦に出場が決定している。最終戦では高山との防衛戦に臨む。この日は代理人の武藤が、ムタのシリーズ参戦について「気まぐれで試合に出たくなったようだ」と代弁した。
 武藤によれば、神出鬼没のムタは虎視眈々(たんたん)と高山襲撃の機会をうかがっているという。「シリーズ中はずっと同じ空間にいるんだから、高山は背後に気をつけた方がいいんじゃないか」と警告した。

 今回のムタは暴走寸前。なぜなら武藤が「3大メジャー制圧阻止」を命じたからだ。ムタが高山に3冠を奪われれば、3大メジャータイトルのシングルとタッグ王座を完全制圧されることになる。プロレス史上初の快挙達成を阻止するため、ムタには「フリーの人間(高山)に獲られるのは社長として困る。『絶対に阻止しろ』と厳命してある」と話す。
 武藤の言葉で、ムタはかつてないほど凶暴性を増している。「きわどい試合になる」「ホラー映画顔負けのシチュエーションが生まれる…」など気味な発言を繰り返した。かつてない残虐ファイトを見せる。

 この日は賃貸アパート経営の大手、レオパレス21が入居者向けに提供しているブロードバンド配信「LEO-NET」に、4月1日から全日プロの試合映像を提供することを発表した。武藤はムタVS高山の3冠戦が「レオネットなら大丈夫だけど、民放なら放送できない試合になる」と予告。ムタの残虐ファイトで衝撃映像が流れることになりそうだ。

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