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給食工場の炊飯器にネズミの死骸 1校連絡が間に合わず、約70人が米飯を食べたことも発覚し戦慄走る

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画像はイメージです

 横浜市内の一部の小学校に給食を提供している業者の工場で、炊飯器からネズミの死骸が発見されたことに、驚きの声が広がっている。

 発表によると、事案があったのは横浜市金沢区の工場で、市内の小学校の一部に給食を提供していた。10日午前10時頃、給食の製造を終えた調理員がスチーム式コンベヤー炊飯器を清掃する際、米をお湯に浸す水槽の横でネズミの死骸を発見する。当日、この工場は横浜市内153の小学校、児童約77,000人に提供予定だった。

 事態を把握した横浜市教育委員会は、提供予定だった小学校に食べずに回収するよう指示を与える。しかし、1校連絡が間に合わなかった模様で、70人が口にしてしまったという。同教育委員会の調査によると、現在のところ健康被害などは報告されていないとのこと。そして、「米とネズミは触れていないと見られる」と談話を発表している。現在は、別業者から提供された米飯やパンを使っている状況だ。

 工場には、横浜市の保健所が入り、ネズミの侵入経路や再発防止策を工場の運営者に求めているそう。横浜市教育委員会は、運営者からの文書を見た上で、給食の製造・提供の再開を判断して行くとしている。

 子どもたちの食の安全を危機に陥れた事件に、ネットユーザーも「そんなことってあるの?」「管理体制が杜撰だったんじゃないの?」「ネズミの侵入を許すなら、他に虫も入っているのでは…」など、工場の運営体制を疑問視する声が上がる。

 また、子を持つ親からは「こんなことでは安心して給食を食べさせることができない」「気持ちが悪い」「食べさせられてしまった子供がかわいそう」という声や、横浜市に在住と思われるネットユーザーからは「子供がご飯が出なかったと言ってたのは、このせいだったのか」「自分の子供が食べなかったのは良かったが、被害に遭った人のことを思うといたたまれない」という声も出た。

 もちろん、故意にネズミを工場内に入れたわけではないだろうが、子どもたちの食を預かる工場で、そのような事案が起きてしまったことは致命的と言わざるを得ない。徹底した原因の究明と再発防止策を講じてもらいたい。

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