グリーン車にほかの吉本芸人が乗っていないか探したがおらず、面識のないテツに事情を説明し電話を借りたという。テツの連絡先を知らなかったため、SNS上で感謝を表明した形だ。
久保田といえばクズ芸人として知られる。「離婚した嫁をガールズバーで働かせていたため離婚。現在も会いたくないと言われている」「Twitterで闇営業を募集」「合コンで容姿がすぐれない女性をラップ調でディスる」といったエピソードには事欠かない。SNSにおいても、後輩芸人であるゆにばーすの川瀬名人が、ファンからプレゼントされたクッションを枕に使う写真を公開し、ファンに攻撃を呼びかけ狙い通りに炎上させたほか、『逃走中』(フジテレビ系)において、人気YouTuberのHIKAKINを身代わりに指名しSNS上でファンを煽るなど、「ゲス」ぶりを発揮している。
だが、こうした姿に比べて今回のテツとのエピソードは実に礼儀正しい。ネット上でも「これは本当の久保田なのか。ドッキリじゃないのか」「やっぱり本当はいい人なんじゃないの」といった反応が聞かれる。
「久保田は人間としてはクズですが、芸人としては先輩後輩の上下関係をしっかりとわきまえているということではないでしょうか。さらに、劇場に遅刻の連絡を入れるために、携帯電話を探すなど、仕事に対して生真面目な様子もうかがえます。とろサーモンは下積み時代が長いため、そうした部分はしっかりとしているのでしょう。さらに、テツandトモも、芸人間では人の良さで知られていますから、テツの優しさに素直に久保田が感動したのではないでしょうか」(芸能ライター)
もともと久保田は、芸人仲間のケンドーコバヤシからは「芸人としては100点、人間としては0点」と評されるような人物である。ある意味では、本来の久保田らしさが現れたエピソードといえるかもしれない。