報道をまとめると、「火花」は単行本253万部、文庫30万部の累計283万部の大ベストセラーとなった。さらに、昨年6月には動画配信サービス「Netflix」でドラマ化され、今月26日からNHK総合でもドラマ版が放送されるなど、すさまじい話題作となった。
新作「劇場」は原稿用紙300枚に及ぶ長編で、又吉が初めて恋愛をテーマに描く。また、本作の発表に先駆け、執筆中の又吉に密着取材したNHKスペシャル「又吉直樹 第二作への苦闘」(仮)が26日の午後9時からNHK総合で放送。又吉の本作への思いが明かされるというのだ。
「すでに水面下では、次回作の映像化をめぐる熾烈な争奪戦が繰り広げられているようだ。しばらく、次回作が発表されなかったことに対して、文壇では『1作目ですべてを出し切ってしまったのでは』、『すでにアイディアが枯渇してしまったのでは』などとささやかれていたが、仕事の合間、着々と次回作を執筆。とはいえ、もはや、作品を出せば注目される売れっ子の仲間入りを果たしてしまった」(出版関係者)
又吉といえば、相方の綾部祐二が今年4月から、ハリウッド俳優を目指して米・ニューヨークに留学することを発表。となると、今後はソロ活動がメインになるが、「綾部とのボケとツッコミの絶妙なバランスがコンビの売りだったが、又吉ピンではなかなか厳しい。今後は、小説家としてのテレビ出演が増えて行くことになりそうだ」(芸能記者)
とりあえず、又吉の新作が掲載された同誌がどのぐらいの売り上げをあげるかが注目される。