又吉は、芥川賞受賞作『火花』に次ぐ次回作に関して「まだ半分もいっていないけれど、これで作れるっていうところまできている」と執筆への意欲を見せた。そのことに関連して文珍は「2作目コケても、それで笑いがとれるところに、したたかさを感じる」と話し、笑いを誘う。
すると又吉は笑いながら、「はなからコケるつもりはないです。全力で書きにはいきます」と回答。芸人仲間からも、売れても売れなくても、どちらに転んでも芸人として面白いといわれているそうで、さらに又吉は、「プレッシャーがあるっていう段階は過ぎた」とコメントした。
また、トークイベントを終えての感想を又吉は「師匠とゆっくりお話できる機会なんてないので緊張しました」とコメント。文珍は「今は深いところで話せる若手が少ない。でも彼はわかってくれる。たぶん賢いんでしょうね」と又吉を評す。その答えを受け、報道陣から他の芸人とはどうなのかと質問が飛ぶと、文珍は「他は…、バカなんでしょう」と冗談交じり返し、爆笑を誘ったのだった。
なお、文珍がプロデュースする「桂文珍的ココロ『神保町大阪文化祭!』」は、又吉の他に、中川家やNON STYLEの石田明、陣内智則、などが出演する舞台として、今月23日から5月7日まで神保町花月で行われる。(斎藤雅道)