発端となったのは、番組内で取り上げられた森友学園に関する財務省の文書改ざん問題。この件について、古市氏は「結局、今回の事件って、忖度の責任を誰が取るのかって言うことに尽きると思うんですよね」と発言。
続けて、「今のところ首相が文書の改ざんを指示するっていった情報はないわけじゃないですか。今のところ忖度の案件」と断言する。
そして、「忖度って難しくて、僕達コメンテーターも、小倉さんに忖度して言わないことって結構あるわけですよ」と思わぬ爆弾発言。小倉智昭の顔色が明らかに変わる。
梅津弥英子アナが「そうなんですか、古市さんがそんなこと言うなんて」と驚くと、古市氏は「いやいや、ないけど」としどろもどろに。
そして、「え、でもでも、あるとした場合、その忖度したのは、こっちの責任なのか、小倉さんが偉そうにしているのが責任なのか。グレーゾーンが多いじゃないですか。忖度した責任を必ずしも権力者が取らなきゃいけないのは、ちょっと違うかなと思っちゃうんですよね」と発言する。
古市氏としては、役人に意図しないところで「忖度」された安倍総理が責任を取る必要はないということを主張するために、『とくダネ!』の小倉を「たとえ」に出したのだろうが、小倉は憮然。そして最後に、
「古市くんが忖度とか言いましたけど、こういう状況じゃなくて、酒でも飲みながら腹割って喋ったら、放送したら面白いだろうなって。ここ(のど)に引っかかるものがありながらやらざるを得ないって、なんなんでしょうね」
と意味深なコメントで文書改ざん問題を締めた。
この様子にネットユーザーが反応。古市氏の言う小倉への「忖度」について、「頭髪のことか」「視聴率が取れないと言えないということか」など、様々な憶測が。そして、発言後小倉が不服そうな顔をしたことについて、「古市、忖度できずにクビかな」「たとえが下手すぎる」「自爆した」など、同氏を案ずる声が多数出た。
同じフジテレビ系『ワイドナショー』でも思ったことを素直に口に出し、批判を受けることが多い古市氏。小倉の忖度でコメンテーターを続けることができればいいのだが…。